自分で壁紙清掃をする時の注意点
では、あなたご自身の手で壁紙掃除をする時、どのような手順ですすめればよいのでしょう。
「なんだか難しそう」と思っていらっしゃいませんか?
慣れない方が掃除するには少し時間がかかるかもしれませんが、できないわけではありません。
長期休暇中などにチャレンジしてみるのも良いでしょう。
壁紙の掃除について、以下ふたつの側面から手順とコツをご説明します。
▶︎壁紙掃除の基本
▶︎事前にカビ対策をしておく
壁紙掃除の基本
ごく一般的な壁紙(クロス)は、塩化ビニール樹脂でできており、壁板やコンクリートに接着剤で貼り付けられています。
また、壁紙は細かな目のでこぼこがあります。
塩化ビニール樹脂で細かな凹凸があることを踏まえて、汚れの掃除・予防をしてください。
まず、壁紙がどの箇所なのか、汚れは何なのかを把握しましょう。
洗剤は、基本的に中性洗剤をおすすめします。
壁紙用と書かれた洗剤もありますが、家(部屋)のクロスに適しているかどうか、裏書をしっかり読んで選んでください。
▶︎壁紙を一度水拭きする
▶︎洗剤をスポンジや雑巾に吹き付けて、壁紙を拭く
▶︎細かなくぼみは、使い古しの歯ブラシ(やわらかいもの)を使い、小刻みにこする
▶︎汚れが浮いてきたら、洗剤の付いていない濡れ雑巾で洗剤をふき取る
クリームクレンザーを使って物理的に磨く、という方法もありますが、
くぼみ部分にクレンザーの研磨剤が残ってしまうので、できれば避けた方がよいでしょう。
メラミンスポンジも使えますが、でこぼこの出ている部分を、強制的に削ってしまうことになります。
結果的に、壁紙を傷つけてしまうことにもつながりますので、あまり強くお勧めしたい方法ではありません。
事前に壁紙のカビ対策をしておく
壁紙がうっすら汚れてきたな、と感じたら、丁寧に観察してください。
もしかすると、その汚れは「カビ」かもしれません。
カビはアレルギーや喘息を引き起こすきっかけにもなるものです。
できれば、カビが生えてからの掃除するのではなく、予防を心掛けてください。
初期段階を見逃すと、最終的に「カビがびっしり」という事態に陥ってしまいます。
湿度が高いと思える部屋では、除湿器を使用してください。
特に部屋干しに使用している部屋なら、除湿器は必須といってもいいでしょう。
カビが好む環境は、湿度80%で、栄養分となるハウスダスト(皮膚片/ふけ/ダニの死骸など)が多い場所です。
壁と家具が密接し、湿度やカビの餌が滞留している部分は、条件にピッタリ当てはまります。
壁と家具の間に少し隙間を空け、空気が通るようにして、掃除をしやすくするのも大事です。
必要に応じて、ときどきカビ取り専用薬剤を使用したり、
サーキュレーターで部屋の空気を隅々までかき混ぜたりするのもよいでしょう。
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