縁の下の力持ち!コンクリート施工に欠かせない型枠工事の材料について
建築現場でのコンクリート形成に欠かせないのが型枠です。
型枠とはコンクリートを流し込み決められた形に固まらせるために使われる枠のことです。
型枠は現場で組み上げられコンクリートが固まったら取り外されますが、
型枠がきちんとしていないと強度ムラ、ひび割れなどの問題が生じてしまうことから
施工には高い経験と専門知識が求められます。
今回は、型枠工事に用いられる材料について紹介します。
型枠の基本
建築現場で作られる型枠は内側にコンクリートを流し込み
基礎や壁など用途や目的に合わせて形成されるために作られます。
型枠には様々な材料が使われますが日本の建築現場で
最も広く用いられているのが木材を使った木製型枠です。
木製型枠は比較的軽量ながら耐久性に優れ、
水との親和性も高いことから水分を含んだコンクリート用の型枠にピッタリです。
木材なので加工も容易で注文に応じて新たに型枠を起こす場合でも
低コストに抑えられることからコンクリート施工の9割以上で型枠工事の
材料として木を使った型枠が使用されています。
型枠工事 材料の種類
木製型枠
材料にはさまざまなものがありますが一般的に使用されている型枠工事 材料がコンパネです。
材料のコンパネとは木を原料とする合板のことで
いわゆるベニヤ板と呼ばれる材料が使用されています。
コンパネは非常にコストが安いことから材料の費用を
抑えられるだけでなく廃棄、交換も容易です。
材料の中でも木材の場合はコンクリートの汚れが付着したり
水分を含んで変形したりしてしまうため使い回すにしても数回が限度です。
コンパネなら安価に調達できるので、材料として常に新しいコンパネを用いる型枠大工も多く見られます。
金属製型枠
材料として木材は安価で使いやすさが魅力ですが、コンクリートにふれる部分に木目がつきやすい、
大掛かりな施工になると継ぎ目の耐久性が不安と言った問題がつきまといます。
木製型枠の欠点を解消した材料が金属製型枠です。
金属製型枠は全体が金属で作られた型枠です。
用いられる金属は丈夫で耐久性に優れる鋼材が一般的です。
型枠材料としての鋼板は大きなサイズが作りやすく凹凸のない平らな面を使って
コンクリートを美しく形成できるのが特徴です。
強度も木製型枠よりもずっと高く加工の自由度も高いことから
複雑なデザインや曲線など木製型枠では施工が難しい部分の材料として広く使用されています。
金属製型枠は木材のように水分やコンクリートの成分で変質することがないので
水蒸気を噴霧してコンクリートの凝固を早める工法にも使えます。
再利用も可能ですが清掃や防サビの処理が必要です。
化粧型枠
コンクリートを装飾するための型枠が化粧型枠です。
型枠はその性質上、使用する材料の表面がコンクリートの
形成面に対してスタンプように転写されてしまいます。
型枠用のコンパネにはそれほど目立った凹凸はなく気にならない程度ですが、
あえて表面を転写させることを目指したのが化粧型枠です。
継承型枠はあらかじめコンクリートに接触する内側に模様が刻み込まれています。
流し込まれたコンクリートが凝固した後に化粧型枠を外すと
型枠内側の模様がコンクリートに転写された状態に仕上がります。
レンガ調や木目調、石造りがブロック風など型枠に刻む模様次第で
コンクリートをさまざまな風合いに仕上げられます。
化粧型枠には可塑性があり形成しやすいウレタンフォームやくっきりと
模様を転写できる金属などの材料が使用されることが多いですが、
木材に彫刻のように模様を刻んで使われることもあります。
まとめ
住宅の基礎工事から高層ビルまで現代建築にコンクリートは欠かせない材料ですが、
コンクリートの形成に不可欠な型枠もまたなくてはならない存在です。
丈夫で強固なコンクリートも型枠工事なしには成立しません。
使われる材料ごとに異なる姿を見せながら完成後には
姿を消す型枠はまさに建築現場の縁の下の力持ちです。
愛知県の型枠大工、解体工事、清掃業務は有限会社 中一工業にお任せ下さい。
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