型枠解体とは?建設工事現場で欠かせない型枠解体について
型枠解体とは鉄筋コンクリート構造物を作るにあたり、
コンクリートを流し込んだ型枠を解体する作業のことです。
型枠とは鉄製のパネル型枠や木製のコンパネ型枠を単管・桟木等を使って箱状にしたものをいい、
そこにコンクリートを流し込むことにより鉄筋コンクリート構造物が出来上がります。
土木工事では木製のコンパネ型枠を使うことが多いです。
この作業は「型枠組立」といい「型枠解体」とは違います。
型枠解体は先ほど説明した型枠を解体する作業となりますが、
解体といっても取り壊すわけではなく組み立てた型枠を取り外す作業になります。
コンクリート構造物を作る作業のなかでは比較的簡単な作業として位置付けられていますが、
型枠はただ解体すればいいというわけではありません。
解体には決められた順序があり、手順を誤ると型枠が崩れて
大きな労働災害となってしまうこともあるため、注意が必要です。
型枠解体とはコンクリートを流し込んで硬化したあとに行う作業となります。
手順としては、まずパイプサポートや単管、ホームタイ、Pコンといった型枠を固定している金物を撤去し、
そのあとに木製のコンパネ型枠をバールなど使用し取り外します。
取り外す際は、硬化したコンクリートを傷つけないように丁寧な作業が求められます。
使用する道具はハンマー、バール、電動ドライバーなど一般的なもので特殊な道具は使用しません。
大きな構造物となると高所での作業であったり、クレーン車を使用して
型枠解体を行ったりと規模も大きくなり危険も伴う作業となります。
型枠解体作業は現場で行うこと以外にも加工工場での作業もあります。
現場で解体してきた型枠材がトラックで運ばれてくるので、これを手作業で工場内へ運搬します。
型枠は何度も再利用するので、コンクリートで汚れた型枠材、
桟木、単管等をケレン清掃し再度使用できる状態まで綺麗に戻します。
そのあとに、再度使用しやすいようにサイズ別に型枠材を収納し、金物工具を整理整頓します。
金物工具については雨ざらしのなか使用されるので、時には油をさしたり錆落としを行います。
型枠解体工の職業のメリット・デメリット
メリット
・単純作業が多く頭を使うことが少ないので淡々と作業ができる。
・力を使う作業である為、筋トレになります。
デメリット
・メリットでもあるが、体力的にきつくかなり力を使う作業です。
・高所での作業があったりと危険を伴う作業があります。
まとめ
型枠解体とは建設業には欠かせない作業であり、それを行う型枠解体工は危険も伴う重労働な職業です。
その反面、単純作業で頭を使わくても仕事をこなせるため短期間で稼ぎたい人には向いている職業です。
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