型枠大工として年収を上げるためには？

型枠大工の世界にも、キャリアによって年収がアップしていきます。

同じ工務店で長いこと仕事を続ければ、経験と共に貢献度も上がり年収は上がっていきます。

ですが、年収アップにはキャリア以外にもあるのです。

型枠大工に役立つ資格は多々あり、それを取得するのももちろんですが、

もっと大きい工務店に移ったり、自分で会社を作って一人親方になるという道もあります。

このように型枠大工として年収を上げる手段は色々ありますが、いくつか例を上げていきたいと思います。

資格を取得する

型枠大工としてレベルアップして年収を上げるには、資格を取ることが大きな近道になります。

資格を持っていることにより、高い技術を持っているという証明にもなり、自身のステップアップにもなりますね。

そして何より初対面の方からすれば、資格を持っているというのは大きく信頼に繋がっていきます。

ある程度、型枠大工としての知識や技術を身に付けたら、『型枠施工技能士』という資格を取るのがベストでしょう。

『型枠施工技能士』という資格は、この道に関しての入口とも言えるものになります。

この資格は国家資格になっており、この資格の内容として型枠を組み立てるための組立図を作成し、

型枠を組み立てる技能を認定するといったものです。

1級に合格できれば厚生労働大臣名、2級で合格すると各都道府県知事名の合格証書が交付されます。

そして型枠施工技能士と称することができるようになります。

受験資格は1級だと7年以上の実務経験、もしくは2級合格後2年以上の実務経験が必要になり、

2級だと実務経験2年以上が必要になっています。

どちらも学歴や実務経験年数が違うので注意が必要になりますね。

しかし資格を持っているのは、やはり年収アップには欠かせないでしょう。

一人親方になる

型枠大工の方が独立しようと考えるのは珍しくありません。

独立といっても自分で工務店を開業するのと、一人親方になるのでは、全然意味が違ってきます。

一人親方というのは、その名の通り1人でやることで従業員など雇わなくてもよく、

1人でできない場合は従業員を雇ったり、応援で手伝ってもらったりと正直そのへんは自由です。

もちろん応援で来てもらった場合は日当で給与を支払いますが、

常時雇用ではないので給料計算や源泉徴収の必要は必須ではありません。

応援方からの請求書通りに支払うという形になります。

一人親方の場合は会社員ではないため、自分で確定申告をしなければなりませんので、

請求書や領収書の管理もしなくてはいけません。

一人親方になれれば、単価も上がるので年収アップに繋がるでしょう。

自分で工務店を開業する

工務店を開業しようとするのであれば、

500万円以上の工事を請け負う際に建設業の許可を取得しなければなりません。

その取得には約20～30万円ほどかかります。

ですが工務店を開業するからといって、絶対大工を雇わなければいけないというものもないので、

小さい規模の工事から始めようとするのであれば、営業電話も携帯電話で十分でしょう。

開業のための資金が必要なら、国民金融公庫の利用もいいでしょう。

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